テレビ(健康・美容)

【中居正広の金スマ】医者が教える正しい食べ方・食事術!(第4弾)【7/26放送】


2019年7月26日に放送された「中居正広の金スマ」では医者が教える正しい食べ方が紹介されました。

今までこの食べ方が健康的と思われていたものが、実は間違っていたというのがたくさんあります。

ここで改めて正しい食べ方を知ることで、より効果的に栄養素を取り入れることができます。

そこで今回は番組内で紹介された間違った食べ方と医者が教える正しい食べ方をご紹介します。

痛風を気にしてビールや魚卵を避けるのは意味がない

痛風の方が気になるのが「プリン体」ですよね。

主にビールや魚卵などに多く含まれていて、痛風の原因とも言われています。

しかし実際に痛風を予防するためにビールや魚卵を避けるのは意味がないと医者は語ります。

医者によると実はプリン体は体内で作られているものが8割を占めており、食事から取り入れるのは2割ほどしかありません。

なのでどれだけ食事でプリン体を控えていてもあまり意味がないというのです。

なので適量であればビールを飲んだり魚卵を食べることに関しては何の問題もありません。

その中で、何故痛風になる人とならない人がいるのでしょうか?

その大きな原因は体質によるもので、痛風患者の8割は食事に関係なく痛風になってしまうとのことです。

実は痛風患者の多くは尿酸を上手に排出することができません。

プリン体は肝臓で尿酸に変化しますが、体内に溜まりすぎるとそれが尿酸結晶となって痛みを感じるようになります。

ただ尿酸は基本的には便と一緒に排出されるのですが、体質によってうまく排出できないと結果として痛風になってしまうというわけです。

ただ原因が体質となると予防できないのではないか…と不安になる方も多いと思います。

実はある食べ物が痛風を予防すると話題になっています。

それが「牛乳」です。

牛乳を1日1杯飲むことで、牛乳に含まれているタンパク質が尿酸の排出を促してくれるので、体内に尿酸が残りにくくなります。

他の乳製品でも効果はあるので、尿酸値が気になるという方は一度かかりつけの医師に相談をしてみてください。

キムチは汁まで使わないと腸内環境的にもったいない

皆さんはキムチ料理を食べるときに、残ったキムチの汁をどうしていますか?

多くの方はついつい捨ててしまうかもしれませんが、実はこのキムチの汁に栄養素がたっぷり含まれています。

特に乳酸氣が多く含まれており、腸内環境を整えてくれます。

さらに大腸がんの予防や体内の免疫を維持する効果もあり、健康にも非常に良い成分です。

実際にキムチ自体にも乳酸菌は含まれているのですが、具材と比べると汁の方が10倍も多く含まれています。

また汁に含まれている乳酸菌の量はヨーグルトと同じくらいで、1gあたり5~10億個も含まれています。

ですが、残ったキムチの汁を飲むのはちょっと大変ですよね。

そこで医師がオススメするキムチの汁の食べ方をご紹介します。

〇余ったキムチの汁にマヨネーズとリンゴ酢などを混ぜるとサラダのドレッシングに!
〇そうめんやそばのつゆにキムチの汁を入れるのも美味しく食べられます。

ちなみに気になる塩分量についてですが、キムチは他の漬物と比べて塩分量がかなり少ないので安心です。

なので、もしキムチを食べるとなったら、なるべく汁まで食べることをオススメします。

ヨーグルトは食後に食べないと効果が減る

ヨーグルトに含まれているビフィズス菌は整腸作用や便秘解消の効果があり、ダイエット効果にも期待されています。

確かにヨーグルトを食べればこのビフィズス菌を取り入れることはできますが、食前に食べてしまうとその効果は減ってしまうとのことです。

というのもビフィズス菌は胃酸に弱い菌となっています。

そのため、空腹時の胃酸が多い時にビフィズス菌を取り入れると、腸内に行く前に死んでしまいます。

ただ食後は食べ物が胃に入っているので胃酸が中和状態になっているので、ビフィズス菌が生きたまま腸内に行く可能性も高くなるというわけです。

また、効率良く生きたままのビフィズス菌を腸内に届けたいのであれば、ヨーグルトを食べる前に野菜を食べることがオススメです。

野菜はアルカリ性の性質を持っており、ビフィズス菌の効果をアップさせてくれます。

胃酸も中和状態になり、非常に効果的なので、ヨーグルトを食べる際には是非意識してみてください。

納豆に卵を入れることはかなり損をしている

ついつい合うからといって納豆に生卵を入れて食べる方もたくさんいらっしゃるかと思います。

ですが実はこの食べ方はある栄養素を損なってしまう食べ方なのです。

その栄養素というのが「ビオチン」という美肌効果があるビタミンB1の一種である成分です。

このビオチンというのは体内のコラーゲンの生成を補助して美肌を作ってくれたり、頭皮の血行を促進させる効果があります。

では、何故生卵と納豆の組み合わせがビオチンを損なう原因になってしまうのでしょうか?

実は生卵の卵白に含まれている「アビジン」というたんぱく質がビオチンの吸収を阻害してしまう作用を持っているからです。

ですが逆を言えば、卵白を入れなければビオチンを損なわずに取り入れることができます。

なので納豆に生卵を入れて食べたい場合は、卵白は取り除いて黄身だけを入れるようにしましょう。

頭を働かせるために甘いものを食べても効果はない

よく勉強や仕事に集中するために甘いものをたべて集中力をアップさせるという方も多いと思います。

ですが、実際に甘いものを食べると逆に集中力が下がって作業能力が低下してしまうと医師は語ります。

実際に甘いものにはブドウ糖という脳の栄養と言われている糖質が含まれています。

なので一見すると集中力が高まりそうなイメージがありますが、実は一度にたくさんの糖質を摂取すると眠くなってしまい、集中力の低下に繋がってしまうのです。

実は糖分が高すぎるものを食べると一時的に血糖値も急上昇してしまいますが、その時に私達の体は血糖値を下げようと急速に糖を分解しようと働きかけ、一気に血糖値を下げてしまうのです。

この症状を反応性低血糖とも呼ばれています。

そして体内は一時的に糖分が足りないという状態になり、脳にブドウ糖が行き渡らずに脳の活動が減ってしまうことで、眠くなったり集中力が下がったりしてしまうというわけです。

肉と一緒に赤ワインを飲むと不足してしまいがちな鉄分の吸収を妨げる

お肉と赤ワインというのはよく見る組み合わせですよね。

お肉に多く含まれている成分といえば鉄分ですが、実はワインのある成分がその吸収を妨げてしまうというのです。

その成分というのが「タンニン」です。

タンニンは鉄分と組み合わさると不溶性物質となって体内に吸収されない状態になってしまいます。

その結果、貧血やイライラ、集中力の低下に繋がってしまいますし、女性の場合は月経もあるのでより鉄分が不足しがちなので注意が必要です。

もし肉に含まれている鉄分を摂取したいなら、タンニンが含まれている飲み物を1時間後に摂取するようにしましょう。

また、さらに効果的に鉄分を摂取するなら、ビタミンCが多く含まれているオレンジジュースを一緒に飲むことをオススメします。

疲労回復に良いニンニクはそのまま食べても効果はゼロ

疲労回復のためにニンニクを丸ごと食べている方も多いと思いますが、実はこの食べ方も間違いです。

ニンニクを丸ごと食べても疲労回復の効果は得られないというのです。

ニンニクにはアリシンという成分が含まれており、ビタミンB1の吸収を助けてくれることで疲労回復の効果を発揮します。

ただこのアリシンはニンニクの細胞の中に入っており、包丁などで刻んだり、おろしたり、すりつぶしたりして細胞壁を破壊しないと出てこない成分となっています。

なので、そのままニンニクを食べてもアリシンを摂取することができないということになります。

それなら「良く噛んで食べれば良いのではないか」と思うかもしれませんが、これも間違いです。

実はアリシンは熱すると出てこない成分となっているので、いくらニンニクを噛んで食べても効果はありません。

なので、生の状態で刻んだりすりおろしたりすることが一番良い方法ということになります。

まとめ

今回は7月26日に放送された「中居正広の金スマ」で紹介された間違った食べ方と医師が教える正しい食べ方をご紹介しました。

世の中には体に良いものがたくさんありますが、食べ方を間違えてしまうとせっかくの効果が得られない可能性もあります。

中には良かれと思ってやったことが間違っていたということもあったと思います。

もし、この中に知らなかったことや間違って食べていたというものがあれば、是非上記の内容を参考にし、正しく食べて効果的に栄養素を取り入れていきましょう。